12月28日ということで、もう今年の仕事は納めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。大掃除やらお正月の準備やらで忙しい時期ですが、普段の疲れを癒すことも重要だと思います。
ですが、世界ではこの年末ムード（だからこそなのか？）に、世紀末的なさまざまな物騒なニュースが報道されています。
まずはアメリカのシカゴで、謎の不吉なブラックカードが大量に投下されているというニュースです。
NBC 5 Chicago「'Something Terrible is Going to Happen': Police Investigate After Cards Found on Hundreds of Cars in Chicago Suburbs」
こちら、英語のニュースですが、In Deepさんが翻訳されていますのでそちらをご覧になった方が分かりやすいと思います。
In Deep「「2016年12月31日にオーロラの中で何か恐ろしいことが起きるだろう」：シカゴで大量に投下された目的不明のブラックカードに思う2016年」
要約するとアメリカのシカゴ近郊、オーロラという街で、数百台の車に謎のメッセージが書かれたブラックカードが差し込まれていたということです。
そのカードには
「12月31日にオーロラで非常に恐ろしいことが起こる。賢明な人々は事が起きる前に行動するだろう。答えはすぐ近くにあるが、あなたは見つけることができますか？ 12月31日にthe book of faceで起こることを探しなさい」的なことが書かれているそうです。
the book of faceとは直訳すると顔の本ですが、そのままでは意味が分かりません。単純に考えるとSNSであるFacebookが思い浮かびます。実際、この出来事があった後にFacebook内で同じようなメッセージのページが作られたそうですが、すぐに削除されたそうです。
まあ結局のところいたずらか宣伝か何かだとは思いますが、そこらへんの車数百台にカードを差し込むのは大変な労力です。寒いのに。
続いてはイタリアの超巨大火山に噴火の兆候が表れたというニュースをナショナルジオグラフィックが伝えています。
50万人が住むイタリアの大規模な火山性カルデラ盆地、カンピ・フレグレイの地下にある超巨大火山が、500年の休止期間を終え、“臨界状態”に近づく可能性があるという論文が、12月20日付の科学誌『Nature Communications』に掲載された。
観測データの解析とコンピューターによるモデリングの結果、「マグマが、ガスを放出する臨界圧力(CDP)に達している可能性がある。世界屈指の人口過密地帯である大都市ナポリ近郊にあるこの火山では現在、加速的な変動と温度上昇が観測されている」と、ローマのイタリア国立地球物理学研究所が発表した。
近い将来、マグマの高熱のガスが突然噴出し、大規模な噴火を引き起こす可能性がある、と科学者たちは警告している。だが噴火する時期は今のところ予測不可能だ。
イタリア政府はこの発表を受け、噴火の警戒レベルを緑の「正常」から黄の「要警戒」に変更した。つまり、性急な行動をとらずに、引き続き行われる調査に注意するよう勧告している。
ナショナルジオグラフィック日本版「超巨大火山に噴火の兆候、イタリア」
このイタリアの火山、「カンピ・レフグレイ 」はイタリア語で「燃える平原」を意味し、破局噴火したら地球が超やばいでお馴染みのアメリカのイエローストーン国立公園と同じような、いくつもの噴火口や高熱ガスを噴出する噴気孔を持つ巨大火山です。その危険度はイギリスの天体物理学者、アルバート・ザイルストラ教授が発表した現在危険な火山ランキングでも、堂々の3位にランクインしています。ちなみに1位は日本の硫黄島でした。
参考：『VOLCANO CAFÉ』
カンピ・レフグレイのすぐ近くには人口100万人弱を擁する都市ナポリがあることからイタリア政府も慎重に対応しているようですが、いますぐに噴火するというような判断はされていないようです。
最後に簡単ですが、来年の1月中旬に第三次世界大戦が計画されているかもというニュースです。
Before It's News「WW3 will start in the period from 12 to 14 January 2017: Wikileaks released another bigger leak」
この記事によると、WikiLeaksがその量83Gbにも及ぶ大量のテキストデータを新たに公開したそうです。そして、その中には来年の1月12日から14日の間に、第三次世界大戦を計画しているという情報が記載されていたとのこと。
なんだか色々あった2016年ですが、そんな年も終わりという時になってもまだまだ世界ではさまざまな世紀末的な出来事が起こっているようです。そして恐らくですが、このような世界の終わり的雰囲気は2017年になっても続いていくのだと思います。