縁起が悪い動物といってまず思い浮かべるのは黒猫やらカラスではないでしょうか。黒猫はまぁ、そもそもが可愛らしいですしそこまで嫌う人も多くはないとは思いますが、カラスときたら鳴き声はうるさいはゴミは荒らすわ、しまいには人間に襲い掛かることもあると本格的に嫌われているといった印象です。
特にゴミの多い都会部周辺では数が多く、社会問題にさえなっている動物です。今山形県ではタカなどの猛禽類を使い、カラスを撃退しようという計画が実行されてたりします。
山形市は2~4日の3日間、オオタカなどの猛禽(もうきん)類を使って、市中心部からカラスを追い払う実証実験をした。東北の自治体では初の試み。数百羽が密集していたカラスは目に見えて減り、一定の効果が確認された。市は冬にも再度実験を行い、検証を重ねる。河北新報より
しかし、そんなカラスですが、よく見てみると割と可愛らしい容姿をしています。まん丸の目、ぴょこぴょこと跳ねる歩き方、黒い姿もいわゆる中二病心をくすぐられて素敵です。
しかし、カラス一番の魅力といえば、「知能が高い」ということ。
カラスは小学校低学年程度の知能は持っているとさえ言われており、羽の生えた霊長類などと呼ばれることもあるほどです。
そんなカラスですので、最近は多少人気も持ち直してきており、中にはペットとして飼いたいと夢見る人も増えてきているそうです。しかし、実際カラスをペットにするとなると非常に大変で、生半可な気持ちでは到底飼いきれないようです。
漫画家の犬養ヒロさんは16年間、カラスとともに過ごした生活を『カラス飼っちゃいました』という題名の漫画にして出版していらっしゃいますが、この生活を漫画にした理由も犬養さん自身が「カラスだけは拾うな!」と忠告したいからといのことです。
なおこの漫画『カラス飼っちゃいました』では、カラスがどれだけペットに不向きなのか、カラスという動物が本来どれだけ愛らしいかを飼育した本人にしか描くことができない目線で描いています。少しでも興味のある方はぜひ。