スマトラ島沖地震と地震予知屋について

テレビなどでも報じられていますが、今月7日にインドネシアのスマトラ島でM6.5の地震が発生しました。

インドネシア・ジャカルタ（ＣＮＮ）　インドネシア・スマトラ島のアチェ州で７日午前、地震があり、赤十字によれば、少なくとも２５人が死亡した。
アチェ州の赤十字の責任者はＣＮＮインドネシアの取材に答え、マグニチュード（Ｍ）６．５の地震により、一部地域で多くの家屋に被害が出たと伝えた。
津波警報などは出されていない。震源地はアチェ州シグリから南東へ約１９キロ離れた地点。Yahooニュースより

この地震により、すでに25名の方の命が失われたということで、本当に地震という天災は恐ろしく、理不尽なのだと感じます。



しかし、スマトラ島といえば非常に多くの地震が発生している印象があります。というか、スマトラという島の名前を聞くほとんどが、地震のニュースでのことのように思えます。

代表的なものとして、2004年に発生したM9.1の超巨大地震です。このあまりにも巨大な地震は22万人という想像もしたくないほどの数の死者を出しました。

この地震の後にも、スマトラ島ではM7以上の地震がいくつも発生しています。以下、Wikipedia からですが、2000年のスマトラ島でのM7以上の地震データです。

時期 (WIB)	名称	マグニチュード	震源地
2000年06月04日	スマトラ島沖地震 (2000年)	7.9	スマトラ島南方沖
2004年12月26日	スマトラ島沖地震 (2004年)	9.1	バンダ・アチェ南南東沖
2005年03月28日	スマトラ島沖地震 (2005年)	8.6	メダン南西沖
2007年09月12日	スマトラ島沖地震 (2007年)	8.5	ブンクル南西沖
2009年09月30日	スマトラ島沖地震 (2009年)	7.5	パダン西北西沖
2010年04月06日	スマトラ島沖地震 (2010年4月)	7.8	バニャック諸島付近
2010年05月09日	スマトラ島沖地震 (2010年5月)	7.2	バンダ・アチェ南南東沖
2010年10月25日	スマトラ島沖地震 (2010年10月)	7.7	パダン南沖
2012年01月10日	スマトラ島沖地震 (2012年1月)	7.2	バンダ・アチェ南西沖
2012年04月11日	スマトラ島沖地震 (2012年4月)	8.6[1]	バンダ・アチェ南西沖
2016年03月02日	スマトラ島沖地震 (2016年)	7.9	スマトラ島南西沖

Wikipediaより

こうしてみると思っていた以上に大きな地震が多い印象です。このスマトラ島ですが、ユーラシアプレートとオーラとラリアプレートの境界に隣接している地域です。そのため、日本と同じように地震も起こりやすくなっています。

とはいえ、最近特に世界中で大きな地震が続いているような印象があります。プレートが異なるために、このスマトラ島の地震は日本に影響が少ないとは思いますが、それでもやはり少し警戒をしてしまいますよね。

そんな中、Twitterでは今月の7日、8日、9日に日本で非常に大きな地震が来ると警告を発している「じゅんの助」という方がいます。

12月7日、8日、9日を
私が予知する最警戒日として
最終の警告とします。

この三日間だけではもちろんありません。本震後も余震も長いでしょう。
しかし
この三日間だけは本当に警戒して下さい。

根拠は体感です。
私が10月に捉えた最大地震の本震の体感予知最終警告です

— じゅんの助 【地震予知屋】警告7日〜9日 (@Uotami1223) 2016年12月4日

この方は大きな地震が来る前になると眩暈や頭痛を起こし、その体感によって地震を予知できるとのことです。このことから自身を地震予知屋と称し活動されています。

今回の地震予知の真偽はさておき、Twitterやブログではこのような体感による地震予知で巨大地震を警告している方はちょいちょい見かけます。残念ながら的中させている方は見かけたことはありませんが。

私は個人的に体感での地震予知というものを信じてはいませんが、考えてみたところぐっすりと寝ていたらふと目が覚めて、それから数分後に地震が起きるといったことが何度かあったように思います。もしかするとこれも地震予知的なあれなのでしょうか。数分前に予知してもあんまり意味ないような気もしませんしどうせなら起こさないで寝かせておいてほしいと思います。

さて、じゅんの助さんによる地震予知が本当か気のせいなのかはともかく、地震はいつ起こってもおかしくありません。いざというときに冷静に、かつすぐに動けるように防災グッズの準備や避難ルートなどのチェックは欠かさないようにしてくださいね。