不思議カウント

不思議カウント

2016年12月19日月曜日

いまのところ地球は小惑星の衝突に対して用意ができていないらしい


日常で少し嫌なことがあった時などに、自分から死ぬのは嫌だけどちっちゃな隕石がちょうど頭に降ってこないかな、と考える人は日本全国で8000万人以上はいると思います。

意識外から弱点を攻撃されて意識を失っても、攻撃された側はいつ意識を失ったかわからないとバキにも書いてありましたし、意識外からの隕石は自分がいつ死んだかもわからないと思うんです。

それくらい隕石はロマンあふれるものなのですが、その隕石が自分の頭に直接降ってきたものではなく、地球全体に影響を及ぼすような巨大なものならば話は別です。

映画ならばブルース・ウィリスあたりがどうにかしてくれることが多いのですが、どうやらいまのところ地球に巨大隕石が落ちてきても、十分な対応、対策が出来ている状態ではないようです。

人々は地球規模の大惨事を引き起こしうる大隕石の突然の落下に対し準備ができていない。NASAの科学者がこのような見解を示した。
「最大の問題は、現時点で我々に大惨事を防ぐためにできることが非常に少いということだ」。ゴダード宇宙飛行センターの研究者、ジョセフ・ヌト氏の言葉をガーディアンが伝えた。
Sputnik「NASA:人類は小惑星の地球衝突を防止する備えができていない」より
 ゴダード宇宙飛行センターの研究者、ジョセフ・ヌト氏が巨大隕石に対するNASAへの対策の甘さに警鐘を鳴らすという内容の記事です。この記事では巨大隕石に対する特別な迎撃ロケットの用意をするべきと書かれてあります。

あれ、そういえばいま現在、実際に巨大隕石落ちて来たらどういう対策がされるんでしょうか。それについてNASAからのありがたい提案がなされました。

NASA(米航空宇宙局)チャールズ ・ボールデン長官は、米下院科学委員会の公聴会に出席し、もしもニューヨークに隕石が飛来した場合の対策について、驚くべき提案をしたのです。対策について長官は、「祈ってください」と発言。アメリカをはじめとする海外インターネットユーザーは衝撃を受けています。
(中略)
ボールデン長官は「現在NASAが持っている情報の範囲では、これらがアメリカの存亡に影響を与える可能性はない」としながらも、「もしこの先の三週間以内に、隕石が飛来するならば、祈ってください」と発言し、公聴会参加者を驚かせたのでした。つまりは現段階で取りうる術はないということなのでしょうか?
RocketNews24「NASAが提案する「隕石飛来対策」に海外ネットユーザー驚愕 / NASA長官「祈ってください」」より

NASAのえらい人によると、いま巨大隕石が落ちてきていることが分かった時の対応は「みんなで祈る」だそうです。まあこれはアメリカンなジョークなのかもしれませんが、決定的な対応策がないのは多分本当なんだろうなと思います。

隕石は場合にもよりますが、その大きさが1kmほどで現代文明が致命的なダメージを受ける程度の脅威があるそうです。

現在、NASAは地球に衝突する危険性のある隕石を事前に発見し、早期警戒が可能になるシステムを用意しており、そのシステムを利用すれば衝突5日前に隕石を発見できるそうです。万が一このシステムで隕石を発見したというニュースが流れたら、みんなで頑張って祈りましょう

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