不思議カウント

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2016年12月2日金曜日

中国人初の宇宙飛行士、楊利偉さんが語る宇宙船での謎の【音】について


突然なんですが、私は小さなころからなんなら現在でも、宇宙というものをどうにも不可思議な存在に思っています。どうやら空の向こうには確実にあるものらしいし、テレビやらなんやらで実際の宇宙の映像も見ることはあります。しかし、どうにもその存在が実感できないのです。

私は小学生のころ、「実は世界には宇宙なんてものはなくて、世界はドーム状のなんかでっかいのに包まれているのだ!」と割と本気で思っていました。そしてその考えについて担任の教師に話したとき、すごく優しい目で「そうだねえ」と言われたことを覚えています。死にたい。

しかしながら、どうやら本当に宇宙は存在するようで、旅行会社の大手であるエイチ・アイ・エスとANAホールディングスは、2023年を目標に一般での宇宙旅行を計画していると発表しています。



旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)と航空大手のANAホールディングス(HD)は1日、2023年12月に、宇宙旅行の商業運航を目指すと発表した。 
宇宙機を開発する名古屋市のベンチャー企業に両社は計5千万円を出資し、開発を加速する。 計画しているのは、パイロット2人と乗客6人が乗り込める飛行機の形をした宇宙船。放物線を描くように高度100キロメートルまで打ち上げ、約90分で地上に戻る。 無重力状態を5分間体験できる。 
料金は1人1400万円程度を想定し、年間50人の利用を見込んでいる。 朝日新聞デジタルより


90分間のために1400万円払う必要があるという、私にとっては宇宙よりも現実感のない経済感覚の世界でのお話ですが、この計画を機に宇宙がさらに身近になるでしょうしいいと思います。

しかし、宇宙といえば人類にとってほとんど未開の地。当然さまざまな謎があり、日々人類を驚かせています。最近のニュースでは、中国人初の宇宙飛行士となった楊利偉(よう りい)さんが宇宙空間で体験した謎の音について語っていました。
楊氏は、2003年10月15日に打ち上げロケット「長征」によって地球周辺軌道に投入された宇宙船「神舟5号」で宇宙を飛行した。 
楊氏は、「私が宇宙で遭遇した珍しい状況は音にあった。その音は時々聞こえた」と語った。 楊氏は、国営テレビの番組で、音はどこからともなく聞こえたと述べ、「宇宙船の外からでも内側からでもなく音がした。誰かが宇宙船の船体をノックしているかのような、木製のハンマーで鉄のバケツを叩いているような音だった」と語った。 
また楊氏は、この音が飛行中にイライラさせた為、なぜ音がするのかを確認するために窓に近づいたが、特に何も見つからなかったという。 Sputnicより
宇宙の謎の【】といえば、アポロ10号が月の周りを周回中に宇宙船内に響いた謎の音も有名です。


この謎の音についてNASAは 「近くの月着陸船と司令船の無線電波が干渉を起こし、雑音が生じただけ」という見解を発表しました。たしかに家にあるラジオもたまにこういう音を出すこともありますが、宇宙という空間で突然こんな音が響いたらそりゃプチパニックも起こします。

まだまだ宇宙旅行は一般庶民には程遠いものではありますが、これが10年後、100年後になり、もうちょっとだけ宇宙が身近な存在になったら、これらの奇妙な音の謎も解けるのかもしれません。