ところで、私の家のトイレにはデジタル時計が置いてあります。丸時計のように、針で時計を指すものではなく、12時なら12:00とそのまま数字で表示してくれるものです。真夜中に起き、トイレにいるときに否応なしにその時計を見ることになるのですが、最近その表示が4:44なことがやけに多い気がするのです。
まあ冷静に考えるとゾロ目だから印象に残ってるだけとか、睡眠リズムが偶然そうなだけとか面白くない理由でそうなっているだけなのでしょうけれども、それでも気分はよくありません。実際、3日連続で4時44分の表示を目にしたときは「あ、これ死ぬやつだ」と割と本気で思いました。
ですが、4時44分に遭遇した日もその前後の日も、特に不幸な目にはあっておらず平々凡々とした毎日が続いています。ほっとする反面、お前一体何なんだよとちょっとしたがっかり感も抱いたりします。
そもそもなぜ「4」という数字は不吉なのでしょうか。簡単なところで「4」が「死」と連想できるというものがあります。実際に4階がないホテルやマンションも存在するそうですし、車のナンバーとしても基本的には嫌われています。また、さらに発展して4という数字は死の国と通じる数字だとも言われています。
しかし、その一方4という数字が並ぶと「シアワセ(4合わせ)」となり、幸運な数字として扱われることもあるようです。考えてみれば幸運の象徴とされる四葉のクローバーも4ですし、不幸なばかりではないのかもしれません。
「4」を不吉な数字として扱うのは、日本や中国、韓国などで、これれらの国も発音が死と同じだからという理由です。それ以外の国では特に4が不幸な数字だとは扱われていません。それよりも、キリストがなくなった日とされている13や17やらが不吉な数字として扱われているそうです。13日の金曜日とか。
また、エンジェルナンバーというものがあります。これは、今回の私のように、偶然同じ並びの数字を何度も見た場合、それは天使が数字によってメッセージを伝えているという考えです。
このエンジェルナンバーでの4という数字が持つ意味は「天使がそばにいて助力をしている」というもの。さらに、今回のように4が連続して並んでいる場合、「天使があなたの周りを囲んでおり、強く愛と助力を与えている」という意味を持つとのこと。なんだかありがたいですがトイレの中で囲むのはちょっと考えてもらいたいです。
エンジェルナンバーについては、ドリーン・バーチュー著『エンジェルナンバー』という本で詳しく書かれてありますのでご興味のある方は手に取ってみてください。もしかしたらそのうち記事にも書くかもしれません。
とにもかくにも、4が不吉な数字として扱われているのは、少なくとも日本ではちょっとした言葉遊びのようなものなのかもしれません。私のように最近444という数字をよく見て気分が落ち込んでいる、という方もあまり深く考えず「パチンコだったら大当たりだこれ!」と軽い気持ちで受け流すのがいいと思います。