不思議カウント

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2016年12月14日水曜日

『AnonyMouse』という芸術家集団がスウェーデンにネズミ専用のレストランをオープン


ある時はマスコットや物語に登場するかわいらしいキャラクターとして、ある時は病原菌の媒介体となる厄介な存在として、さまざまな扱い方をされるのがネズミという動物です。

私もこれまで、何度かドブネズミを目にしたことがるのですがまったくもって可愛らしい印象などはなく、特にあの細長くにょろにょろと動くしっぽは本当に苦手です。

しかし彼らもれっきとした宇宙船地球号の乗組員。さらには数も非常に多い存在です。そんなネズミたちに向けてのレストランを作ったらミシュランで三ツ星を獲得できるのではないか、と考えたかは知りませんがスウェーデンに彼ら専用のレストランがオープンしたようです。

スウェーデンのマルメという都市に設置されたというこのレストランは、芸術家集団『AnonyMouse』によって作れました。

石畳のシックな街並みに映えるおしゃれな外装のそのお店にはチーズやクラッカー、ナッツなどが販売されており、お店の内装はどのようなネズミも迎えてくれる暖かみを感じます。冬という厳しい季節を耐えているスウェーデンのネズミたちも、きっとこのレストランで心とお腹を満たしていくのでしょう。

しかし、ネズミ専用であるがゆえにお店構えも非常に小さなものとなっています。当然人間は入ることができないようなので、従業員もおそらくは人間ではなく、ネズミが勤めているのだと思います。いったいネズミの従業員には労働の報酬として何が与えられているのか。そもそもこの店に足を運ぶネズミたちはお金を持っているのか。ネズミ界の経済活動が気になります。

AnonyMouseはInstagramにて、このお店の様子を公開しています。細かいところまで手が加えられており非常にかわいいので、ぜひご覧になってみてください。