不思議カウント

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2016年12月9日金曜日

トカラ列島近海で相次ぐ地震。鬼界カルデラとの関連は


先日「かつて九州南部の縄文文化を滅ぼしたとされる『鬼界カルデラ』について」という記事を書きましたが、ここ数日その鬼界カルデラに隣接するトカラ列島で地震が相次いで発生しています。


8日午後8時ごろから、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震が相次ぎ、午後9時半までに震度1以上の揺れを観測する地震が9回発生しています。気象庁は、しばらくの間、地震活動が続くおそれがあるとして今後の活動に注意するよう呼びかけています。 
気象庁によりますと、8日午後7時59分ごろ、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とするマグニチュード3.6の地震があり、いずれも鹿児島県の小宝島で震度3の揺れを観測したほか、宝島で震度2を観測しました。 その後も午後8時39分ごろ、小宝島で再び震度3の揺れを観測する地震が起きるなどトカラ列島近海を震源とする地震が相次ぎ、午後9時半までに震度1以上の揺れを観測する地震が9回発生しています。 
気象庁によりますと、トカラ列島近海では、7日も午前6時前に震度2や1の揺れを観測する地震が合わせて4回起きるなど、数日前から地震活動が活発になっているということです。 トカラ列島近海では、いったん地震が起きると、その後相次いで発生する傾向があり、ことし7月4日から8月3日にかけてのおよそ1か月間にも震度1以上の揺れを22回観測しました。 
気象庁は、しばらくの間、地震活動が続くおそれがあるとして今後の活動に注意するよう呼びかけています。
NHK NEWS WEB「トカラ列島で地震が相次ぐ」より

トカラ列島は鹿児島県南西に位置する島しょ群。日本の秘境100選にも選ばれる美しいところです。そんなトカラ列島は地震の起きやすい地域でもありますが、ここ数日さらにわかりやすく地震活動が活発になっています。

画像:Yahoo!地震情報より

トカラ列島は先日記事に書いた鬼界カルデラと非常に近い位置にあり、その関連性を心配する声も見られます。ですが、トカラ列島は鬼界カルデラのもう少し南西に位置する場所にあり、今回の群発地震が鬼界カルデラと関連しているかどうかは現在のところよくわかっていません。

とはいえ、鬼界カルデラは先日マグマが原因のドーム状のふくらみが確認された場所です。そのようなニュースを聞いた後にこの相次ぐ地震をみたら誰でも不安になってしまうと思います。
そんな記事を書いていたら、今度は南太平洋のソロモン諸島でM8.0の地震が発生したようです。

ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の9日午前2時39分ごろ、南太平洋のソロモン諸島を震源とするマグニチュード8.0の大きな地震がありました。 
気象庁は、この地震で日本への津波の影響があるかどうか、調べています。アメリカの地質調査所によりますと、日本時間9日、午前2時半すぎ、南太平洋のソロモン諸島付近でマグニチュード7.7の地震がありました。震源の深さは48.7キロと見られています。ハワイにある太平洋津波警報センターは、3時間以内にソロモン諸島のほか、バヌアツ、パプアニューギニアなど広い範囲で津波のおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
 NHK NEWS WEB「南太平洋 ソロモン諸島で大きな地震 M8.0」より
本当にここ数日、世界中で地震のニュースが飛び込んできて気が滅入ります。みなさんもどうか、地震への備えを欠かさずに行っておいてください。