不思議カウント

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2016年12月8日木曜日

久しぶりに見たプチ明晰夢で思う現実と夢との違い


ちょっと慣れない作業をして体が疲れていたことに加え、夜遅くまで眠い目をこすりながらキン肉マンを読んでいたのが原因なのか、昨夜久しぶりに明晰夢を見ました。好きな超人はプリンス・カメハメです。

みなさんは明晰夢というものを体験されたことはあるでしょうか?
明晰夢とは、簡単に言えば夢の中でこれは夢だと理解することです。普通、夢の中でいま自分がいるのは夢の中だと理解することはありません。ですが、現在自分がいるのは夢の中だと理解することで、夢をある程度自由に操り、自分の都合のいいように変化させる。これが明晰夢です。明晰夢を見るメカニズムについては、なんかいろいろと難しかったのでWikipediaに書いてあったのを引用させてもらいます。



これは、脳内において思考・意識・長期記憶などに関わる前頭葉などが、海馬などと連携して、覚醒時に入力された情報を整理する前段階(夢)において、前頭葉が半覚醒状態のために起こると考えられ、明晰夢の内容は見ている本人がある程度コントロールしたり、悪夢を自分の望む内容(厳密に言えば無意識的な夢と意識的な想像の中間的な状態)に変えたり、思い描いた通りのことを(実現可能な範囲内で)覚醒時に体験したりすることが可能である。
Wikipedia 『明晰夢』より 

明晰夢を見ることで、通常現実ではおよそありえない体験をすることができます。わかりやすいものでいえば空を飛んだり、波動拳的なものを撃ってみたり、憧れのアイドルと過ごしてみたり等です。まさに夢のよう。

私が先日見た明晰夢では、空を飛ぶことはできませんでしたが超人的なジャンプ力を手に入れており、道路から垂直に跳び、電線につかまって大車輪していました。なんでそんなことをしたのかは覚えていませんが、まあはしゃいでたんだと思います。

しかし、まさに夢のような明晰夢ですが、やはりそれは夢。どうしても現実感が薄いという問題があります。どれだけ楽しい体験をしても実感が薄いのです。まあ実感も何も本当はしていないのですから当たり前なのですが。

ふと思うと、明晰夢での体験ははるか過去に体験した記憶と同じような感じなのかもと思います。小さいころ、私は家族で水族館へ行きイルカに触ったことがあります。ですが、私がその時イルカに触った時の感触は全く覚えていません。しかし、私が過去イルカに触ったことは間違いなく、触ったという情報だけは記憶しています。なんか余計にややこしくなったかもしれませんが、明晰夢もこんな感じです。私は夢の中のある場所で、とあることをしたが感覚の記憶はない。

もちろん現実と夢は大きく異なります。とてもわかりやすいものでいえば、肉体への影響です。夢の中でいくら歩いていても実際には歩いていないので疲れはしませんし、いくらでも進むことができます。また、夢での出来事は完全に個人だけでの出来事です。前述した、水族館へ家族へ行った出来事が夢での出来事だとしたら、私が現実でそのことを家族に話しても、夢の中での出来事を現実で共有することはできません。夢の中で特定の人物がいても、それは夢の中の政界に自分が作り出した"その人"なのですから当然です。

まあ明晰夢での出来事は現実的ではないことばかりが起きるので、それが現実で起きたことだと勘違いすることはないでしょうが、過去の記憶と明晰夢とは非常に似たものなのかもしれません。そもそも、夢は覚醒時の情報を整理するために見るものなのだそうですので、現実と似ているのは当たり前なのかもしれませんね。

私の場合、普段明晰夢を見ることはほとんどありません。自分が見たいと思っても自由に見られるわけでもありませんし、見られたとしてもすぐに目が覚めてしまいます。ですが、日常的に明晰夢を見ている方は、自分が見たいと思ったときに明晰夢を見ることができ、さらに現実感もある体験をすることができるそうです。そうなると、本格的に現実と明晰夢での記憶を混同しそうでちょっと怖さも感じます。

なんだか無駄に長くいろいろと書きましたが、そもそも夢は自分で操作するようなものではなくゆっくりと体を休めながら見るものです。最近は寒さも強くなり布団に入るのも気持ちよくなりました。みなさんも疲れた体を眠りによって癒しながら、どうか良い夢をご覧になってください。

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